遺品整理はある意味、「人の心」を扱う仕事です。
遺品の多くは赤の他人から見ればただの不用品かもしれません…。
でも、残された遺族から見れば故人の姿を忍ばせる大切なものばかり。
だからこそ遺品整理を行うには「人の心」に配慮する必要があるのです。
本来、遺品整理には細やかな心配りとサービスが求められるものですが、
実際問題として、遺品整理をするのに特別な資格が求められる事はありません。
極論を言えば、誰でも遺品整理の仕事はやろうと思えば出来てしまいます。
それ故、不誠実な仕事ぶりの遺品整理業者も少なく無いと言われています。
遺品整理業者は「人の心」を扱う仕事ですから…、やっぱり信頼できる業者に依頼したいものです。
遺品整理業者を判別する上で参考になる二つの資格があります。
先ず1つ目は「産業廃棄物運搬許可」です。
この資格があると産業廃棄物を収集し、中間・最終処理施設へ運搬する事ができます。
遺品整理業者がこの資格を持っていれば、
ある意味、回収された遺品が正しく処分されることは確実ですから、
安心して依頼できる遺品整理業者と考えて大丈夫でしょう。
2つ目は「古物商許可証」です。
この資格があると中古品を仕入れて一般に販売することが可能になります。
遺品整理業者がこの資格を持っていれば遺品でも使えるものであれば、
破棄ではなく買取をしてもらうことが出来ますから、
こちらも信頼して任せられる遺品整理業者とかんがえられるでしょう。
但し、どちらの免許も遺品整理業者に不可欠な資格ではありません。
どちらも持っていない業者であっても必ずしも信頼出来ないわけではないので…、
その点は間違えないようにしましょうね。